バルセロナのユースで育ち、2013年からはバイエルン・ミュンヘンで主力として活躍。チャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得すると、2020年には新たなチャレンジを求めて、リバプール移籍を決断した。
アンフィールドでは怪我の影響もあり、シーズンを通して戦えていないものの、出場する試合では独特かつ局面を打開するパスでチームを活性化。プレッシングのタイミングも的確で、前線からのボール奪取にも貢献。今季はベテランが減少したチームにおいて、リーダーシップを発揮することが期待される。
32歳になった元スペイン代表MFは、リバプールとの契約は2024年の夏まで。来夏にはフリートランスファーでの退団が濃厚で、その去就には注目が集まる。同選手の父親で、元ブラジル代表MFマジーニョは、家族共々長い時間を過ごしたセルタ・デ・ビーゴに移籍してくれることを願っているようだ。
「サッカー界では、いつ何が起こるかわからないし、そうあってほしいけれど、チアゴには別の次元、別のライフスタイルがあるから、現時点ではとても複雑だ。でも、チアゴがここに来てくれることを願うよ。」
「ここでの思い出のほとんどは、とてもいいものばかりだ。セルタは僕らの家だし、ラファは2シーズンに渡って、ここでプレーする機会があった。家族全員にとって、セルタは僕らの家なんだ。」
Mundo Deportivo
今夏の移籍市場では、サウジアラビアからもオファーが届いた元バイエルンMF。来年にもオファーが届く可能性は高く、給与だけを考えれば、中東行き一択だ。一方で、環境を最優先に考えるのであれば、スペイン復帰も選択肢のひとつだろう。
はたして、海外生活も長い32歳ミッドフィルダーは、来季はどのクラブでプレーすることになるのだろうか…?