ヨーロッパで活躍している選手を次々に獲得したサウジアラビアのクラブは、この夏の移籍市場において話題の中心となった。30歳を超えた選手だけではなく、キャリアの絶頂期にある20代の選手たちも移籍を決断しており、サウジ・プロフェッショナルリーグは一層盛り上がっている。
最終的にリバプールに残留したエジプト代表FWモハメド・サラーは、同移籍マーケットにおける最大のビッグネームだった。サウジアラビアでも人気の高いウィンガーに対して、アル・イテハドは諦めておらず、来年にもふたたび獲得に乗り出す見通しだ。
2024年には32歳となるエジプト代表ウィンガーだけに、巨額なオファーが届けば、リバプールが売却を容認する可能性も否定できない。そして、その後継者になり得る候補者の名前が連日メディアを賑わせており、現役ブラジル代表ストライカーも候補のひとりだ。
海外メディア『The Athletic』によれば、リバプールはレアル・マドリードで攻撃を担う23歳FWヴィニシウスに関心を抱いており、獲得リストに名前を載せているようだ。
他にも、アーセナルFWブカヨ・サカやフランス代表FWキリアン・エムバペら非現実的な選手が候補として報じられており、スペインの首都で絶対的なレギュラーを掴んでいるブラジル代表ウィンガーも到底現実的なターゲットとは言えない。
現実味のあるところで言えば、ウェストハムFWジャロッド・ボーウェンの名前が挙げられる。なお、エムバペやヴィニシウスは左サイドから切り込むタイプであり、サラーとは逆サイドを主戦場としているため、直接的な後継者としては考えにくい。
ルイス・ディアスやコーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェスと左ウイングを任せられるアタッカー陣も揃っており、狙うべきは左利きのフォワードだろう。
いずれにしても、前提はリバプールがサウジアラビアから大金でのオファーを受け取り、モハメド・サラーの売却を決断すること。その瞬間までに候補者をリストアップし、能力の精査や移籍可能性の吟味などを行うことになる。
はたして、リバプールはエジプシャン・キングの後任として、誰を獲得するのだろうか…?