ミッドフィルダー陣の世代交代に取り組んだリバプールは、同時に左利きのセンターバック確保にも動いていた。最も関心度が高かったのは、昨季ブライトンでのレンタル移籍で評価を高めたイングランドU-21代表DFレヴィ・コルウィルだったが、幼少期から育ったチェルシーと長期契約に合意した。
他にも、ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)やゴンサロ・イナシオ(スポルティングCP)らがターゲットと噂されてきたが、リバプールからの具体的なアプローチはなく、今夏の移籍マーケットにおいて、新たなセンターバックが加わることはなかった。
バイエル・レバークーゼンに所属するエクアドル代表DFピエロ・インカピエもターゲットのひとりとして取り沙汰されていたが、リバプールは来夏1月の移籍期間において、同選手の獲得を狙い、アクセルを踏み込む可能性があると、スペイン紙『Fichajes』が報じた。
ジョエル・マティプは今季限りでの退団が濃厚。フィルジル・ファンダイクも32歳とトップレベルでプレーできる時間は少なくなっており、若きセンターバック確保は避けられない。ブンデスリーガでも実績十分で、左サイドバックとしても稼働できる21歳センターバックは理想的な人材と言える。
足元のテクニックは当たり前だが、スピードや対人守備、パス精度など現代的なセンターバックに求められる要素を高いレベルで備えており、エクアドル代表でも27試合に出場を果たしており、20代前半にも関わらず、国際舞台でも経験は豊富だ。
今夏の移籍マーケットでは、複数のジャーナリストやメディアがリバプールからの関心を伝えたが、具体的な動きが見られなかったため、ゴシップ紙のネタ記事の可能性も高い。
はたして、リバプールは最終ラインの強化に向けて、誰を補強するのだろうか…?