ミッドフィルダー陣の強化を狙ったリバプールは、ヨーロッパだけではなく、南米にも目を向けて、スカウティングを実施していた。最終的には、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフの4選手を加えて、移籍マーケットの締切を迎えた。
加入した選手以外にも多種多様なミッドフィルダーが候補として報じられており、ケフレン・テュラムやクアディオ・コネ、ガブリ・ベイガら20代前半でポテンシャルの高い選手たちに対して、リバプールは関心を寄せていた。
その当時は名前すらも出てこなかったが、この夏にカタール移籍を決断した20歳のウルグアイ代表MFファブリシオ・ディアスもターゲットのひとりだったようで、チェルシーやブレントフォードと並んで、所属していたリベルプールFCと話し合いを実施していたと、海外メディア『90Min』が報じた。
移籍期限の終盤において、守備的ミッドフィルダーを求めたリバプールは、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアらの獲得にも動いており、ウルグアイで頭角を表した若きミッドフィルダーの動向をチェックしていてもおかしくはない。
上記の3チーム以外にも、欧州のサッカーチームが熱視線を送っていた模様で、バルセロナやブライトン、アタランタ、リール、マルセイユ、セビージャ、ウニオン・ベルリンなど錚々たるクラブによる争奪戦に発展する可能性もあった。
しかし、20歳のミッドフィルダーは驚きの選択を下す。お金の魔力には勝てなかったのか、ヨーロッパの舞台でもプレーできたはずだが、アル・ガラファ（カタール）加入を決断。サウジアラビア移籍を決めたスペインU-21代表MFガブリ・ベイガのような衝撃が走った。
ますます発展し続ける見込みの中東のサッカーリーグ。今後も潤沢な資金を投入して、いろんな選手を獲得するはずで、その動向からは目が離せない…