リバプールに生まれ、幼い頃から地元クラブのアカデミーで実力を磨いてきた22歳MFカーティス・ジョーンズ。怪我で離脱することも多いが、昨シーズンは後半戦の巻き返しに貢献。大幅に入れ替わった中盤で、今季も活躍が期待される。
この夏にはイングランドU-21代表の一員として、U-21欧州選手権2023に参加。グループステージの最後の試合を除き、全試合でスタメン出場を果たし、同大会で頂点に輝いたイングランド代表チームの主軸を務めた。
準決勝ではイスラエルU-21代表と対戦。相手のチームでスタメンに名を連ねたRBザルツブルクMFオスカル・グローフは、U-21欧州選手権を振り返り、印象的だった選手のひとりとして、リバプールで活躍する若きミッドフィルダーの名前を挙げた。
「特別だったね。」
「僕が現地で観たベストは、カーティス・ジョーンズとアンヘル・ゴメスだった。」
「ふたりとも6番としてプレーしていたし、僕たちと対戦したときは、もしかしたら試合中1回くらいはボールを失ったかもしれないね。」
「彼らはボールを動かし、ポジショニングが良く、ゲームをコントロールしていた。僕らはあまりボールに触れなかった。もっと守備的だった。でも、プレミアリーグの選手たちを見て、このレベルに到達したいと思った。いい経験になったよ。」
Daily Mail
守備的ミッドフィルダーが手薄なこともあり、プレシーズンではアンカー・マンとしてもプレー。選手の特性を活かすためには、前線で激しいプレッシングを行えるインサイドハーフが適切な印象も受ける。
今シーズンは開幕節に加えて、アストン・ヴィラ戦やウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦では先発の座を掴んでおり、アンフィールドでも主軸として、プレミアリーグやヨーロッパリーグでのタイトル挑戦に力を尽くしてくれるはずだ..