モハメド・サラー、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポ…プレミアリーグのみならず、世界的にも有数のフォワード陣を擁するリバプール。若手のベン・ドークやハーヴェイ・エリオットも在籍しており、未来は明るい。
ただし、不安要素がないわけではない。これまでゴールを量産し続け、今シーズンはアシストも量産しているエジプト代表ウィンガーは全盛期を超えており、サウジアラビアからの強い関心もあって、その去就は注目の的になっている。
アル・イテハドは来夏にも獲得を試みると予想されており、今夏以上に慌ただしくなる可能性がある。リバプールはその後継者を探しに動いており、ウェストハムFWジャロッド・ボーウェンやアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズら多種多様なウィンガーとの関係について憶測が流れている。
英『Mail Online』によれば、スカウトの目はブンデスリーガにも向いており、リバプールはボルシア・ドルトムントに所属するオランダ代表FWドニエル・マレンに関心を寄せているようだ。また、2026年まで契約を結ぶ同選手の獲得には、5200万ポンド(約72.8億円)が必要とも報じている。
ユース時代にはアーセナルにも在籍していた過去を持つ快足フォワードは、2021年の夏にPSVアイントホーフェンからドルトムントにステップアップを果たすと、昨季は35試合10ゴール8アシストを奪い、最終盤まで優勝争いを繰り広げたチームを牽引した。
今シーズンも主力を張っており、8試合で4ゴールとハイペースで得点を決めている。オランダ代表の常連でもあり、UEFAネーションズリーグ・ファイナルズやEURO予選でもメンバーとして招集され、ピッチに立っている。
左右のウイングやセンターフォワードでもプレー可能で、24歳という年齢も魅力的。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも数多くの試合を経験しており、実績も申し分ない。
モハメド・サラーと比較するのは酷だが、彼の後継者としては少し物足りなさを感じるのも事実。一方で、エールディヴィジ時代にもリバプールは関心を抱いていたため、ふたたび獲得に乗り出す可能性も否定はできない。
はたして、オランダ代表FWは近い将来にアンフィールドでプレーすることになるのだろうか…?