リバプールとトッテナムともに無敗で迎えた上位対決は、審判団の過度な介入によって、試合どころではなくなってしまった。開始26分でカーティス・ジョーンズが退場処分になり、ジョー・ゴメスが倒されるもファールなし。イエローカードを要求したデスティニー・ウドジェにはカードが提示されないなど一貫性を欠いた判定が相次いだ。
最も問題となっているのは、リバプールの幻の先制点。ルイス・ディアスがオンサイドで抜け出し、見事なシュートでゴールを奪ったにも関わらず、審判団のミスコミュニケーションで取り消され、その直後にはトッテナムにゴールが生まれている。
ハンドボールやレッドカードなどは主審の主観も含まれるため、一概とは言えないが、オフサイドに関しては本来であれば線が引かれて、適切に処理される。ウェストハムでプレーする26歳FWジャロッド・ボーウェンもゴールを決めても、喜ぶタイミングには戸惑っていると口にした。
「先週のリバプールでのヘディングシュートも、オフサイドの可能性はなかったけど、確信が持てなかったんだ。」
「何が原因で判定されるかなんてわからない。」
「今となっては二の足を踏んでしまう。審判がファウルを与えていなかったり、ラインズマンが旗を立てていなかったりしない限り、その瞬間は喜ぶことができるけど、”僕はここで無駄に祝っているのか?” っていう感じにもなるね。」
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また、ルイス・ディアスのゴールを巡る議論にも言及したイングランド代表にも招集経験のあるウィンガーは、騒動が早く解決していくれると願う一方で、ミスを減らすためのキッカケになるかもしれないとも語った。
「それは最近の大きな話題で、それが解決されることを願っているよ。」
「これからどうなるか見てみよう。」
「(ディアスのゴールが認められなかった)ミスや、何が起こったかは、みんな見ていたと思う。もしそんなことが起これば、一日の終わりに試合に負けてしまうのは目に見えている。彼ら(リバプール)にとっては残念なことだろうけど、この先もこの調子でいけると思うし、うまくいけばミスを減らせるかもしれない。」
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