ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがサウジアラビアに移籍してしまい、中盤の底を任せられる選手層が手薄になったリバプールは、しばらくの間、サウサンプトンに所属していた19歳MFロメオ・ラビアに執着し、交渉にあたっていた。
セインツの要求額が高いと感じたリバプールは、プレミアリーグでも歴代最高額を提げて、ブライトンでプレーしていたエクアドル代表MFモイセス・カイセド獲得に乗り出し、ブライトンとクラブ間合意にも至った。
ところが、選手側がリバプール移籍を頑なに拒否。ロンドンに留まり、チェルシー移籍を希望した結果、同クラブが高額な移籍金をオファーすることで争奪戦が終結。1億1600万ポンドとも言われる金額で、スタンフォード・ブリッジでのプレーを手にした。
エクアドル代表MFの代理人で、自らの収入を増やすためにもチェルシー移籍を勧めていたとも噂されたアンドレア・ペレガッティ氏は、クライアントの能力を大絶賛しつつも、選手本人が継続的に関心を示し続けたチェルシーのみを希望していた、と語った。
「1億1600万ポンドで、1億3300万ユーロ相当。ベルギー移籍後、イングランドで急成長を遂げた選手に対する長い努力の結果だ。デ・ゼルビ監督の元で爆発的に成長し、チェルシーとリバプールが獲得を巡り戦った。」
「支払われた金額は偶然のものではない。最後の数時間で最終決定したが、選手は1月から一貫して関心を示し始めていたチェルシーだけを望んでいた。」
Sport Italia
マウリシオ・ポチェッティーノ監督のもと、新チームで主力を担い、プレシーズンに参加できなかったものの、すでに4試合に出場を飾っている。クラブの調子が一向に上がらずに、プレミアリーグで14位に甘んじている。
今後復調すると見られるが、ゴール前での決定率の低さは昨シーズンから継続。このまま得点パターンを確立できなくなれば、2年連続で下位に沈む可能性も否定はできない。
そうなれば、アンフィールドでプレーしておけばと後悔することにはなりそうだが、未来のことは誰にも分からない…