昨シーズンは開幕から不調に苦しんだリバプールは、今夏の移籍マーケットでミッドフィルダー陣の刷新に着手。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフをチームに迎え入れた。
一方で、中堅からベテランのミッドフィルダーが離れた。ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらは契約満了で退団し、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョはサウジアラビアに新天地を求めた。
同じように、ロベルト・フィルミーノも退団したフォワード陣も着実に世代交代が進んでいる。ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポと立て続けに獲得し、新進気鋭のベン・ドークも期待感をもたせるパフォーマンスを披露している。
ユルゲン・クロップ監督はこの夏に加わった新戦力について、これまでとは異なるエネルギーを得ることに成功したと語り、リバプールでの第2章に向けて、入れ替わりつつあるチーム作りが毎日楽しくて仕方ないようだ。
「まったく新しいエネルギーを得た。素晴らしいし、このチームはまったく新しい陣容なんだ。これまでの7年間のすべてが好きだったけれど、我々にはエネルギー源が必要なのは明白だったし、彼らが新しい挑戦をどれほど楽しんでいるかを毎日彼らの顔を見ていると、私にもエネルギーが湧いてくるんだ。」
「言葉ではわかっているけれど、そう感じるんだ。私たちは比較したり、”彼らはどうやったんだろう?” などと考えたりしたくない。このチームに自分たちの運命を切り開くチャンスを与えようとしている。それは我々が決めたことで、私たちが今生きていることであり、それが今のところうまくいっている方法なんだ。それがどこにつながるかはわからないけど、とにかく楽しいよ。」