この夏にミッドフィルダー陣の再構築に取り組んだリバプールは、中盤での強度が復活を果たしており、新時代に向けたベースが整った。カーティス・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットらの成長もあり、充実した陣容が揃いつつあるが、来夏にはチアゴ・アルカンタラが退団濃厚で、さらなる中盤強化も視野に入れている。
今夏を通じて、リバプールからの関心が伝えられていたのが、フルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレだ。同クラブの会長も接触を認めており、コパ・リベルタドーレスの真っ只中だったこともあり、夏の放出は拒否したが、この冬の売却については否定しなかった。
来年1月での退団の可能性がにわかに高まっている同選手だが、グラエム・ベイリー氏(英国人ジャーナリスト)によれば、リバプールは継続的にスカウトチームを送り込んでおり、争奪戦で先頭に立っていると報じた。
「現時点で、彼がブラジルのトップリーグで最高の守備的MFだと多くの人が思っている。」
「リバプールは、コパ・リベルタドーレスの準決勝を観戦したと聞いている。彼らはアンドレが2-1でインテルナシオナルに勝利したことを喜んでいただろう。その結果、ボカ・ジュニアーズとの決勝戦に駒を進めたのだ。」
「彼は間違いなく来年1月に向けた候補のひとりだ。もし彼がフルミネンセを去らなければ、私は驚くだろう。リバプールに行くのだろうか?彼らが獲得レースの先頭にいると思う。」
「彼は確実に1月にフルミネンセを去るだろう。そして、アンフィールドに現れるかもしれない。」
Talking Transfers
22歳のミッドフィルダーは守備的ミッドフィルダーを軸に、中盤の様々なポジションをこなせる器用さを持ち合わせている。アレクシス・マック・アリスターよりは、アグレッシブさに定評があり、強度の高いプレミアリーグでも中盤の底でボールを刈り取る仕事を任せられるはずだ。
長いシーズンで、複数の大会を勝ち抜くためには戦力が多いに越したことはない。ブラジル国内では実績を残し、評価も高まり続ける若きミッドフィルダーは、この冬にプレミアリーグ挑戦に踏み切るのだろうか…?