ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクのセンターバックがともに32歳になり、後任を探さなければならない時期に差し掛かっているリバプール。すでにレギュラーのイブラヒマ・コナテを筆頭に、ジョー・ゴメスやジャレル・クアンサーがそのポジションを狙う。
この夏にチェルシーと契約更新したイングランド代表DFレヴィ・コルウィル獲得に乗り出したリバプールは、左利きのセンターバックを追い求めている。一方で、右利きの若きディフェンダーにも関心を示しており、ベンフィカでプレーする19歳DFアントニオ・シウヴァも候補のひとりと噂されている。
英『Daily Mail』によれば、リバプールとの関係も憶測されるポルトガル代表DFアントニオ・シウヴァに対して、プレミアリーグのライバルでもあるマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しており、1月の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があるようだ。
リサンドロ・マルティネスやルーク・ショーが離脱しており、ラファエル・ヴァランも30歳。ハリー・マグワイアには期待できず、35歳DFジョニー・エヴァンズを引っ張り出すしかない状況において、中長期的に活躍が見込める有望株の獲得は、チームにとってプラスしかない。
8800万ポンド(約123億円)の契約解除金が設定されているとも言われる19歳センターバックは、10代ながらもベンフィカのトップチームで52試合に出場。ポルトガル代表でも3試合でピッチに立っており、同選手の未来は非常に明るい。
リバプールが右利きのセンターバックを優先的に獲得する確率は低いように思えるが、ヨーロッパの強豪クラブがこぞって熱視線を送る逸材だけに、状況次第では争奪戦に名乗りを上げるかもしれない。
ただし、移籍金がネックである事実は変わらず、ベンフィカが値引きに応じない限りは具体的なオファーまで進むとは思えない。やはり、優先順位は左利きのセンターバックであり、リバプールがこの冬、もしくは来年の夏に誰を獲得するかに注目したい…