ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポと相次いで前線の選手を獲得したリバプールには、モハメド・サラーやディオゴ・ジョッタも在籍しており、若手のベン・ドークも印象的なプレーぶりで、プレミアリーグでも屈指のフォワード陣を擁している。
ただし、エジプト代表ウィンガーにはサウジアラビアからの関心が継続しており、この冬や来夏の移籍市場で狙われる可能性が高まっている。ゴールとアシストの両方でチームを勝利に導く活躍ができるエースの退団は大きな痛手で、その後継者探しは活発化している。
筆頭候補とも言われたイングランド代表FWジャロッド・ボーウェンは、ウェストハムに身を捧げ、長期契約を締結。他にもヨーロッパで結果を出しているウィンガー陣の名前が報じられる中、アーセナル移籍も噂されるウルブスFWペドロ・ネトを望む声も多い。
ニール・ジョーンズ氏（英国人ジャーナリスト）は、ポルトガル代表ウィンガーは、クロップ監督が嗜好するサッカーに適応しうると述べつつも、アルテタ監督やグアルディオラ監督にも同様のことが言えると綴った。
「アンフィールドに（ペドロ・）ネトを熱望する人々がいることは知っているし、彼の万能性とスキルがユルゲン・クロップ監督に適していることも理解している。しかし、同じことがミケル・アルテタやペップ・グアルディオラにも言えると思う。私は、彼がそのレベルにある可能性があると信じている。」
「とはいえ、彼にとっての最初の目標は、体調を維持し、この好調をより持続可能なものに変えていくことだろう。」
「もし彼がアタッカーのトップクラスに入るのであれば、まだ数字を伸ばす必要がある。しかしながら、彼は今、ウルブズで波に乗っている。もしその調子が続くのであれば、来シーズンはより大きな、あるいはより良いところへ移籍することが考えられる。」
「モハメド・サラーのサウジアラビア行きの話は、2024年になっても消えないかもしれない。ネトは間違いなく注目すべき選手の一人だろう。」
Daily Briefing for CaughtOffside
スピード感溢れるドリブル突破に加えて、高速カウンターでゴールを貶めるプレースタイルは、モハメド・サラーにも近しいものを感じる。得点力こそ違いはあれど、プレミアリーグではボーウェンとともに、リバプールの戦術に適応できる可能性の高い選手と言える。
はたして、リバプールはエジプシャン・キングの後任という難題をどのように乗り越えるのだろうか…？