今夏の移籍市場で、4人のミッドフィルダーを獲得したリバプールは、昨季の不調の原因とも言われる中盤の刷新に着手。さらには、この冬にもフルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレ獲得にも動くと見られ、ミッドフィルダー陣の強化に前向きだ。
そして、さらなる補強が待ち構えているかもしれない。クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によれば、リバプールは契約交渉が捗っていないバイエルン・ミュンヘンMFジャマル・ムシアラに熱視線を送っており、イングランド育ちの若き逸材の動向を追っているようだ。
「リバプールのドイツ人指揮官ユルゲン・クロップとスポーツディレクターのヨルク・シュマトケは、再びブンデスリーガを狙っている。そして、3人の選手たちの個性をめぐって、バイエルンを悩ませるかもしれない。」
「最も重要なことは、リバプールがジャマル・ムシアラに非常に興味を持っているということだ。」
「ジュード・ベリンガムに続き、レッズはブンデスリーガからイングランドで育成された次の才能を逃したくない。」
「リバプールは、ムシアラの代理人がバイエルンとの新契約についての話し合いを今シーズン行わないことを決めたことを考慮し、希望を抱いている。」
「ムシアラ側はまず、彼が将来トップチームで定位置を確保できるようなクラブからの保証を望んでいる。」
「加えて、彼の年俸は800万ユーロと決してトップクラスではない。」
「彼の年俸は、少なくとも2倍にしなければならないだろう。」
Fact Files column
どのポジションでドイツ代表MFを使うかどうかにもよるが、リバプールでレギュラーを確約した移籍は難しい。左のウイングなどでもプレーできるため、いくつかのエリアで出番を得られれば、毎試合のように出場できる可能性は高い。
独特なタッチで相手のディフェンス陣を翻弄するドリブル突破やパスセンスは、20歳とは思えないほどに仕上がっている。得点力こそ改善の余地ありだが、アンフィールドでもレジェンドになれるだけの能力を有している。
ただし、バイエルンが簡単に手放すわけもなく、獲得は難易度マックス。はたして、リバプールはドイツ代表ミッドフィルダー獲得に乗り出すのだろうか…?