昨シーズンの不調の原因とも言われたミッドフィルダー陣の刷新に着手したリバプールは、ジェームズ・ミルナーやジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョら功労者がチームを去る一方で、ドミニク・ソボスライや遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフらを補強した。
この夏における最初の補強となったのが、アルゼンチン代表としてカタールW杯優勝を成し遂げ、所属するブライトンをプレミアリーグ6位まで押し上げた立役者のひとり、24歳MFアレクシス・マック・アリスターだ。
事前の予想よりも半額近い移籍金で、リバプールは獲得に成功。今シーズンの開幕戦から中盤に創造性と落ち着きをもたらし、勝利に貢献し続けているアルゼンチン代表ミッドフィルダー。その父親であり、プロ経験もあるカルロス・マック・アリスター氏は、マンチェスター・シティやチェルシーも関心を寄せた移籍騒動の舞台裏を明かした。
「アレクシスがリバプールに移籍したのは、彼らがチームに迎え入れたいと強く望んでいたからだ。」
「彼らはアレクシスに期待したいという意思を示し、私たちとしても彼がプレシーズン開幕に向けて落ち着けるようなチームに行ってほしかった。移籍市場初日に移籍すること、そういったことがすべてだった。」
「我々は、彼が契約を決めたチームで良い準備をしてほしかったので、これはとても重要なことだったんだ。」
Liverpool Echo
チームとしての姿勢以外にも、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督も決め手のひとりだったとも語り、息子はドイツ人指揮官のもとでプレーすることを楽しんでいると口にした。アンフィールドでのプレーは間違いではなかったようだ。
「ユルゲン・クロップはこの移籍において重要な人物で、彼はアレクシスと話をしていた。」
「彼がユルゲンから電話を受けたとき、どのチームでプレーするかを決める上で重要だったんだ。」
「すでにアレクシスはユルゲンと仕事をするのが好きで、ユルゲンもアレクシスと仕事をするのが好きだね。」
「愛されていると感じられる場所で練習することは、選手にとってとても重要なことだと思うし、トレーナーや仲間もどんな時でも信頼してくれているよ。」
Liverpool Echo