左利きのセンターバック確保が、課題のひとつとされているリバプール。今夏の移籍マーケットにおいても、チェルシーDFレヴィ・コルウィルを筆頭に、様々なディフェンダーへの関心が報じられつつも、結果的にはミッドフィルダーの強化に専念した。
しかし、センターバック陣の世代交代については、近く対応しなければならない。バイエル・レバークーゼンDFピエロ・インカピエなどヨーロッパや南米で活躍するディフェンダーが浮上する中、スポルティングでプレーする22歳DFゴンサロ・イナシオもターゲットと目されている。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、リバプールがスカウトチームを送り込んで、同選手のパフォーマンスを確認しているのは事実だが、現時点でそれ以上の具体的な動きには移っていないようだ。
「ゴンサロ・イナシオはヨーロッパでもトップクラスの若手DFとして印象的なプレーを続けており、スポルティング・リスボンで大きな可能性を見せ、最近ではマンチェスター・ユナイテッドのターゲットにも挙がっている。」
「しかし、リバプールもいる。レッズは常にスタンドからスカウトを行い、イナシオを追っているが、同時に正式なオファーを送ったり、交渉を始めたりはしていない。」
「彼は8月にスポルティングと新契約を結び、イギリスのクラブとの具体的な交渉は何もなかった。それでも、彼はどのクラブ、特にリバプールやユナイテッドにとっても素晴らしいオプションになると思う。あのレベルの左利きの選手は非常に珍しいからね。」
最近スポルティングとの契約更新に合意しており、移籍金も吊り上がったポルトガル代表センターバック。ただし、契約を結んだとしてもすぐに移籍するパターンもあり、この冬や来夏の移籍市場では注目選手のひとりになりそうだ…