今シーズンもゴールにアシストにとランキングで上位になっているエジプト代表FWモハメド・サラーには、サウジアラビアが強烈な関心を抱いており、今夏での補強こそ失敗したが、来夏の移籍マーケットでも獲得に乗り出すと予想される。
来年には32歳となるエジプシャン・キングの後釜は、中東クラブの関心を抜いても喫緊の課題であり、リバプールは来年の夏にも決断を迫られる可能性も高い。ジャロッド・ボーウェンやペドロ・ネトなど右ウイングで活躍する左利きウィンガーが候補と見られており、様々な選手の名前がメディアで取り沙汰されている。
そうした状況下において、ナポリFWヴィクター・オシムヘンがターゲットとして急浮上したかと思えば、リバプールと契約合意まで達しているという報道がなされた。しかし、ファブリツィオ・ロマーノ氏は今回の報道を完全否定し、ナポリとの話し合いすら前進していないと明かした。
「ヴィクター・オシムヘンがすでにリバプールと契約合意したと報じるメディアもある。」
「私が聞いたところでは、ヴィクター・オシムヘンはどのクラブとも、ナポリとも何も合意していない。」
「契約延長の合意はない。ナポリはオシムヘンに対して、契約の面で本当に重要な提案をした。しかし、オシムヘンはまだ決断しておらず、どのクラブとも何も合意していない。」
「だからオシムヘンは時間をかけるだろう。リバプールと合意したという報道は事実ではない。確かに、リバプールや他の多くのクラブは多くのストライカーの状況を見守り続けている。しかしオシムヘンに関しては、現時点では何も合意していないし、何も決まっていない。」
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センターフォワードのポジションには、コーディ・ガクポやダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタらがおり、熾烈な競争を繰り広げているだけに、現状のチームにおいて優先されるべきエリアではないのは明らか。
前線での最優先課題は、やはりエースに代わる得点源の確保。スポーティング・ディレクターも定まっていないリバプールだが、来シーズンに向けて、どのような攻撃陣を構築していくのだろうか…?