スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンが代表戦で負傷してしまい、精密検査の結果、手術を受けた。しばらく離脱を余儀なくされる同選手に代わって、左サイドバックとしての出番が見込まれるのが、ギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスだ。
2020年に加入した27歳ディフェンダーは、初年度こそ負傷などで苦戦を強いられてたものの、2シーズン目からは控えとして貴重な戦力となった。ファイティングスピリット溢れるプレースタイルに加えて、正確なクロスでチャンスを演出する。
現役時代には、アンフィールドで最終ラインのリーダーも務めた元フィンランド代表DFサミ・ヒーピアは、今後の飛躍が期待されるギリシャ代表ディフェンダーに対して、責任とともにチャンスが巡ってくると語った。
「彼（ツィミカス）はこれから多くの責任を負うことになると思うし、自分がどんな選手なのかを示すチャンスでもある。」
「彼が勇気を持ってチャンスをものにすることを願っている。それがうまくいかないのであれば、ユルゲン（・クロップ）は問題を解決するために何か他の方法を考える必要があるね。」
リバプールでは67試合に出場し、12アシストを記録。代表でも31試合で出番を得ており、経験も豊富。前節エバートン戦では先発出場を果たしたが、終始守備固めを行った地元のライバルに効果的な攻撃を繰り出せず、前線を多くするために犠牲となった。
スコットランド代表DFの復帰はまだまだ先で、元オリンピアコスDFの活躍は必要不可欠。ヨーロッパリーグでは若きDFルーク・チェンバースが先発するなど、粋のいい若手も育っており、健全なポジション争いが巻き起こる…