昨シーズンは前半戦から不調に苦しみ、後半戦にこそ復調を遂げ、プレミアリーグで5位まで巻き返したリバプール。この夏には、不振の要因のひとつともなった中盤でのインテンシティを取り戻すべく、中盤の刷新に取り組んだ。
今シーズンが開幕してからは、先制されても勝ち越す力強さを取り戻している。結果的に、補強に成功した形になったリバプールだが、そのプロセスでは紆余曲折があった。昨夏から狙いを定めていたイングランド代表MFジュード・ベリンガムは、クラブと代表の活躍もあり移籍金が高騰し、諦めた過去がある。
移籍市場がオープンしてからも、ともにチェルシーに移籍したモイセス・カイセドやロメオ・ラビア獲得に乗り出すも、いつものリバプールとは思えないような右往左往するなど慌ただしい夏になったわけだが、ベン・ジェイコブス氏（スポーツジャーナリスト）は同クラブに後悔の念はないと主張した。
「リバプールは時期によって違う契約だったと主張するだろうし、ベリンガムの賃金や代理人費用は（モイセス・）カイセドよりも高かった。充実した中盤の改革ができたから、リバプールは後悔していない、」
「フラーフェンベルフを獲得できたのは大きな収穫だった。彼がまだアヤックスにいた頃、バイエルンに行く前に獲得したかったからね。ソボスライは驚異的な選手で、この夏の移籍市場で獲得した選手の中で最高の選手の一人だ。そして、ワールドカップで優勝したマック・アリスターは、ワールドカップ前に新契約にサインした際、単純に契約解除条項があり、3500万ポンドという掘り出し物だった。」
「リバプールがベリンガムから手を引いたのは、同じお金を3、4人に使えるようにするためで、遠藤も少し安い値段で引き入れた。彼らはいずれも良い結果を残している。」
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