カタールW杯ではガーナ代表として印象的なパフォーマンスを披露し、リバプールからの関心も噂に挙がるなど人気銘柄に急浮上した23歳MFモハメド・クドゥス。ノアシェランを経て、2020年からはアヤックスでプレーし、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどで通算87試合27ゴール12アシストを記録。
オランダでの実績を評価された同選手は、この夏の移籍市場において、3800万ポンド前後でウェストハム・ユナイテッドに加入すると、プレミアリーグで5試合、ヨーロッパリーグで2試合、リーグカップで1試合に出場。カップ戦を中心にイングランドサッカーに馴染む過程の真っ只中だ。
ガーナ代表の攻撃的ミッドフィルダーは、キャリアの中で様々な相手と対戦してきた。クラブレベルでも、国際舞台でも名だたる選手たちと対峙してきたが、アヤックス時代にチャンピオンズリーグで対戦したリバプールMFチアゴ・アルカンタラが最も強敵だったと明かした。
「チアゴ・アルカンタラだね。」
「あぁ、チャンピオンズリーグのリバプール戦で対戦したね。」
「そして、彼は試合の中でもトップレベルだったと思うし、彼に近づくのは難しかったよ。」
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2020年にリバプールに加入し、類まれなるパスセンスとボールコントロールで、それまでのリバプールには乏しかった中盤からの崩しの選択肢をチームに与えた。さらには、クロップサッカーも会得し、前線での適切なタイミングのタックルなどボール奪取にも貢献してきた。
しかし、度重なる怪我に悩まされており、シーズンの半分近くをベンチ外で過ごすことが多く、戦力として計算しにくい部分は否めない。来年には契約満了を迎えるため、そのままフリートランスファーでの退団もあり得る。
今後はプレミアリーグでも活躍が期待される若きミッドフィルダーが憧れる元スペイン代表MFは、怪我を克服し、アンフィールドで最後の花を咲かせられるだろうか…?