この夏の移籍市場において、ミッドフィルダー陣の刷新に加えて、左利きのセンターバック獲得に乗り出したリバプール。レヴィ・コルウィルやミッキー・ファン・デ・フェンらへの関心が報じられたものの、結果的には誰もチームに迎えることは叶わなかった。
それでも、ともに32歳のジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクに代わり得る若手ディフェンダー獲得は優先すべき課題として残っている。現時点で、センターバック陣に左利きがいないことからも、新たな側面をもたらせられる人材確保は必須だ。
海外メディア『TEAMtalk』によると、リバプールはレアル・ソシエダに所属するスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンに関心を示しているようだ。同じくプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも同選手の動向を追っている。
フランスに生まれたセンターバックは、ブレストのアカデミーを経て、2016年にレアル・ソシエダの下部組織に加入。2019年にはトップチームに昇格し、ここまで190試合5ゴール6アシストを記録しており、2023年6月にはスペイン代表にも選出された。
肉弾戦も厭わず、ディフェンダーにしては高い技術も併せ持つ。2026年まで契約を残す同選手獲得には、5000万ユーロが必要と見られており、今年11月に27歳になるセンターバックに対して、関心を寄せるクラブが支払うかが争点になる。
リバプールにとっては、年齢はネックになり得る。この夏に狙っていたセンターバックの面々は20代前半だったこともあり、20代後半の選手が獲得リストの上位に名前が挙がっているとは考えにくい。
はたして、プレミアリーグから熱視線を向けられていると噂のスペイン代表DFは、ラ・リーガを旅立ち、新たなチャレンジを求めるのだろうか…?