ミッドフィルダー陣の再構築を実施したリバプールだが、ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンが去った守備的ミッドフィルダーの後継者探しには苦戦。狙っていたモイセス・カイセドやロメオ・ラビアがチェルシー移籍を選択してしまった。
その後に日本代表MF遠藤航を獲得したものの、まだプレミアリーグのインテンシティや速さに慣れている段階で、ユルゲン・クロップ監督から100%の信頼を得ているとは言いにくい状態。そんな中で、中盤の底でレギュラーを張るのが、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターだ。
ブライトンではリバプール移籍の可能性もあったカイセドが刈り取る役目を担っていたこともあり、同選手にとっては新たなチャレンジとなっているが、抜群の賢さで適応。フィジカル勝負などでは負けることもあるが、6番として役割を全うしている。
元ブライトンMFは、過去数シーズンで中盤における様々なポジションでプレーしてきた経験を振り返りつつも、今のポジションが新たな挑戦で、いろんなサポートのもとでチームの勝利にために全力を尽くしていると語った。
「この2年間、何度かポジションを変えてきた。」
「選手にとって、ゲームを理解することはとても重要なことだと思うし、それを日々向上させようとしているんだ。そうすれば、8番でも6番でも10番でも、どこでもプレーできる。」
「6番は僕にとって新しいポジションだけど、とても好きなポジションなんだ。自分にはできると思うし、チームを助けられる。自分のポジションじゃないと言うのは簡単だけど、そんなことはない。ユルゲン(・クロップ監督)は僕をあそこでプレーさせてくれるし、彼は僕をサポートしてくれるよ。」
「一番大事なのは、自分がどのポジションでプレーしているかを理解することだ。もちろん、もう少し守備をしなければならないけど、僕はチームプレーヤーだし、ここ2、3年で守備が上達したと感じているから問題ない。」
「チームが勝つことだけが僕の望みだから、チームを助けるためにベストを尽くす。チームメイトもコーチ陣も僕をサポートしてくれている。それはとても重要なことなんだ。」
Liverpool Echo