アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフと若手からベテランまで幅広くミッドフィルダー陣を補強し、昨シーズンからの中盤でのインテンシティ不足を解消したリバプール。
ただし、中盤の底を務められる守備的ミッドフィルダーは、ステファン・バイチェティッチのコンディション不良もあって、他のポジションに比べると手薄感が否めない。リバプールは今冬にも、フルミネンセで活躍する22歳MFアンドレ獲得に乗り出すと報じられて久しい。
ブラジル紙『UOL』によれば、リバプールやアーセナルらが動向を追っているブラジル代表MFに対して、プレミアリーグで昨季ほどの勢いが見られないフラムが攻勢を強めており、現時点では獲得レースで先頭を走っているようだ。
昨年にチャンピオンシップから昇格したフラムは、猛烈なプレッシングと効果的な攻撃で衝撃を与えた。ところが、今夏の移籍市場でエースのアレクサンダル・ミトロヴィッチが中東移籍を決断したことで、得点力不足気味になっている。
加えて、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャはバイエルン・ミュンヘン移籍が直前に迫っていたにも関わらず、ロンドン残留が決定。この冬にもふたたび移籍を試みるとも伝えられており、その後釜として、ブラジルの若きMFに注目している。
フルミネンセはコパ・リベルタドーレスが終わるまでは同選手の放出を頑なに拒んでおり、今夏にはリバプールが接触を図ったが、その可能性を否定されていた。見事に同大会で優勝した今、クラブ側も移籍を拒否するつもりはなく、ヨーロッパでの初めての挑戦が迫っている。
この冬の移籍マーケットにおいて、目玉の選手になり得るブラジル人ミッドフィルダーだが、その移籍先はどこになるのだろうか…?