ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポと立て続けにフォワード陣を補強をしたリバプールは、昨季の不調の要因ともなったミッドフィルダー陣の刷新に着手。この夏だけで、4名もの選手を獲得し、ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンらの予想外の退団も重なり、中盤を入れ替えた。
2024年6月までナポリと契約を結ぶポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキや、今夏にラツィオに加入した日本代表MF鎌田大地もアンフィールドでプレーする可能性があった。代理人として、選手に移籍に関わるジャンルカ・ディ・カルロ氏は、その裏側を明かした。
「(ピオトル・)ジエリンスキとの契約は、1月中にイタリアのクラブに(移籍金を)支払うよりも、6月中にフリーで出ていく方が簡単なようだ。」
「しかし、我々は2年前にリバプールに行けたかもしれない選手について話している。ポーランドからウディネーゼに移籍し、エンポリに移籍。そして、フリウリ・ベネチア・ジュリアで重要な選手となった後にナポリに移籍した。」
「多くのことを語る必要のないほど、彼は洗練された選手だ。ナポリ、ユベントス、インテル、ミランでプレーしても、彼は強い。」
「また、その選手(鎌田大地)はフリーの移籍で、多くのクラブが獲得に動いていた。ミラン、リバプール、ベンフィカ、レアル・ソシエダだ。」
「ロッソネリの経営陣が変わったことで、それまで結ばれていた契約への言及がなくなったと私は理解している。」
「ラツィオはこの契約を嗅ぎつけ、側近たちはすぐにそのアイデアを気に入った。多くのクラブの干渉がなかったわけではない。結局のところ、我々は通常2700万ユーロから2800万ユーロの価値がある選手について話しているんだ。」
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結果的には、どちらの選手もリバプールに加わることなく、セリエAでプレー。ポーランド代表MFにはこの冬や来夏にも退団の可能性が燻っており、29歳にして新たなチャレンジに足を踏み入れるかもしれない。
一方で、日本代表MFはシーズン序盤こそスタメンで出番を得ていたが、徐々に序列が下がっており、直近の試合では途中からの出場が続いている。とはいえ、まだ加入したばかりで、すぐに移籍が起こることはないだろう…