フォワード陣やミッドフィルダー陣の世代交代が進み、次なる補強ポイントは最終ライン。フィルジル・ファンダイクやジョエル・マティプに代わる次世代センターバックに加えて、トレント・アレクサンダー=アーノルドの控えも確保したいリバプール。
昨シーズンはアバディーンから獲得した20歳DFカルヴィン・ラムゼイが怪我でほとんど試合に出られず、今季はボルトンでのローン移籍で成長した同じく20歳DFコナー・ブラッドリーも負傷で開幕から試合に出れずにいる。
ジョー・ゴメスが右サイドバックの控えを務めているものの、攻撃力が見劣りするため、より攻撃にも参加できるタイプのディフェンダーが好ましい。海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールはアヤックスDFデフィン・レンシュの動向を追っており、アーセナルも関心を示しているようだ。
アヤックス・ユース出身で、トップチームではこれまで101試合7ゴール6アシストを記録している。オランダ代表にも選出された経験を持っており、オランダU-21代表チームではキャプテンマークを巻いたこともある。
アスリート能力にも優れ、高い俊敏性も兼ね備える。粘り強いディフェンスもでき、チームに貢献する。今季は絶不調で、エールディヴィジでまさかの降格圏に沈む名門クラブで、右サイドバックのレギュラーを掴んでいる。
ただし、コナー・ブラッドリーやカルヴィン・ラムゼイら有望な若手サイドバックが在籍している以上、新たな右サイドバック獲得に動き出す可能性は低そうだ。ブラッドリーの復活を待ちつつ、センターバックにはジャレル・クアンサーも台頭しており、ゴメスをサイドに回せる陣容は揃っている。
来夏の移籍市場において、最優先すべきは、この夏も狙い続けた左利きのセンターバック。どこまで右サイドバックに本腰を入れるかは未知数だが…はたして、リバプールはオランダ人ディフェンダー獲得に動くのだろうか…?