2022年の夏に、セネガル代表FWサディオ・マネと入れ替わる形で、リバプールに加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。ベンフィカ時代には得点を量産したストライカーには、モハメド・サラーに並ぶ得点力が期待されたが、初年度は1対1での弱さなども目立ち、数字は思うように伸びなかった。
2年目となる今シーズンは、ニューカッスル戦で劇的な同点弾と逆転弾を奪うなど調子は上向き。クラブではユルゲン・クロップ監督、代表ではマルセロ・ビエルサ監督と名将から教えを受けており、センターフォワードとしてのプレーに磨きがかかっている。
前節ブレントフォード戦ではオフサイドの判定もあり、ノーゴールに終わったが、モハメド・サラーの先制点をアシストするなど連携も高まりつつある。現役時代にアーセナルで100ゴール以上を決めた元イングランド代表FWイアン・ライトは、同選手のプレーが毎試合で向上していると、絶賛した。
「彼がコースを走り、連係プレーは毎週良くなっていると思う。」
「まだチャンスを逃すシーンをいくつか見ているが、基本的には自信を失っていないように見える。」
「ミスしても、次の週にはまたトライする。サラーとの連係プレーを見れば、彼は本当に良くなっているよ。」
Match of the Day 2
今季はここまで17試合7ゴールと十分な数字を残しており、アシスト数も6回と際立っている。あとの課題は、エジプシャン・キングのように試合を決めるゴールを多く奪えるかどうか。
まだ24歳と若く、これから覚醒する可能性があるウルグアイ代表フォワードは、新たなステージにステップアップできるだろうか…？