この夏を通じて、ミッドフィルダー陣の刷新に取り組んだリバプール。昨今はフォワード陣の若返りに着手し、前線と中盤の世代交代が少しずつ進んでいる。次なる補強ポイントは、最終ラインと見られ、中でも左利きセンターバックにお熱だ。
ところが、さらなる中盤強化に踏み切る可能性も高まっており、マンチェスター・シティで出番の少なさを嘆くイングランド代表MFカルバン・フィリップスら、ヨーロッパや南米で活躍するミッドフィルダーの名前が多く取り沙汰されている。
最も有力と見られているターゲットは、フルミネンセのブラジル人MFアンドレで、今夏の移籍市場でも獲得を試みた過去がある。この冬にも獲得に乗り出すと思われていたが、アーセナルを始め、複数クラブが争奪戦に参戦する中で、リバプールが後ろ向きになっていると、グラエム・ベイリー氏(英国人ジャーナリスト)が報じた。
「リバプールはまだ興味を持っているが、彼を狙っているチームの多さに怖気づいているのかもしれない。」
「リバプールは、まだ彼にあまり興味が向いていなかった頃に獲得に乗り出していたから、少し目立たなかったんだ。」
「しかし、今はアーセナルが獲得に乗り出しており、エドゥ(・ガスパール)が個人的に彼を追っているは知っている。」
Talking Transfers
見事にコパ・リベルタドーレスを制覇したフルミネンセで、守備的MFのレギュラーとして優勝に貢献した22歳ミッドフィルダー。同大会中だったこともあり、リバプールは今夏のオファーを拒まれていた。
ただし、所属クラブはこの冬の退団には前向きで、ヨーロッパでのチャレンジを後押しする見通しだ。リバプールやアーセナル以外にも、トッテナム・ホットスパーなども関心を持ち始めているそうで、プレミアリーグのクラブ同士による競争が行われるかもしれない。
はたして、評価を高め続けるブラジル人ミッドフィルダーは、新たなクラブとして、どこでプレーすることになるのだろうか…?