リバプールで右サイドバックの絶対的なレギュラーとして活躍するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。ただし、その控えが定まっておらず、昨季に多くの試合で同ポジションを務めたベテランMFジェームズ・ミルナーもチームを去ってしまった。
期待していた20歳DFコナー・ブラッドリーは、プレシーズン中に怪我を負ってしまい、1試合すらも出場できていない。現在は元チャールトンDFジョー・ゴメスがセンターバックと兼任しているが、左サイドバックのギリシャ代表コスタス・ツィミカスのような信頼できるバックアップが欲しいところ。
イタリア紙『Calciomercato』によれば、リバプールやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドがインテル・ミラノに所属するオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースに関心を持っており、争奪戦が展開される可能性があるようだ。
セリエAのクラブと2025年まで契約を結ぶ27歳のディフェンダーは、2021年にPSVアイントホーフェンからインテルに加わると、迫力満点の攻め上がりや秀でたアスリート能力で攻守両面に貢献。同クラブでの出場は100試合を超え、チームに欠かせない存在になっている。
右サイドバックの控えが必要なリバプールだが、オランダ代表サイドバックに関してはレギュラー格として検討しているようで、万が一、トレント・アレクサンダー=アーノルドが契約延長に応じない場合のみ獲得に動き出す見込みだ。
現時点で、リバプールが本格的に獲得に乗り出すとは思えず、ブラッドリーに加えて、スコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイもレンタル移籍で経験を積む予定で、緊急に補強しなければならないポジションではない。
はたして、長身サイドバックは、昨季チャンピオンズリーグ決勝の舞台にたどり着いたクラブを離れ、来夏の移籍市場で新たなチャレンジに踏み切るのだろうか…?