2015年にチャールトンからリバプールに加入したロンドン出身DFジョー・ゴメスは、ブレンダン・ロジャーズ監督時代には左サイドバックとしても起用され、ユルゲン・クロップ監督が就任してからは、右サイドバックやセンターバックを主に担当している。
最近のシーズンはセンターバックとして重宝されてきたが、イブラヒマ・コナテやジョエル・マティプとの競争に勝てず、20歳DFジャレル・クアンサーの台頭に加えて、トレント・アレクサンダー=アーノルドの控え不足もあり、サイドバックでのプレーも増え始めている。
今シーズンも右サイドバックだけではなく、数試合で左サイドバックも任されている。最終ラインのあらゆるポジションでの起用について問われると、若い頃とはセンターバック以外で起用されることに対して抵抗感がなくなったと明かした。
「おそらく、今はそれほど抵抗しない年齢になってきているんだと思う。」
「どんなポジションであれ、自分がプレーすることを受け入れようとすることのほうが、僕にとっては大事なことなのかもしれない。もし、自分がプレーするポジションを紙に書くとしたら、おそらくセンターバックと書くだろう。でも時間が経てば、ゲームへの理解も深まるし、学ぶこともできる。」
「ダイナミックであろうとすること、そのポジションを楽しむことは、僕にとっても楽しみなんだ。いろいろなチャレンジができるし、そのテストを楽しんでいる。若い頃は、あのポジションでプレーすることにもっと抵抗があったし、違った見方をしていたと思う。年齢を重ねるにつれて、それを受け入れ、チャレンジに感謝するようになった。」
Sky Sports
まだ26歳と若く、これからの成長次第では最終ラインのリーダーにもなれるだけの能力がある。怪我の回数も減っており、いろんなポジションで培った経験値は他の選手が得られない視野を与えてくれる。
チームとしても、ディフェンスであればどこまで守れる選手は貴重で、移籍市場が開くたびに退団の噂が挙がるにも関わらず、簡単に放出しないのがリバプールからの信頼の現れだ。昨夏には2027年まで契約更新を結んでおり、これからの飛躍に期待が集まる…