ミッドフィルダー陣の再構築を目指したリバプールは、移籍市場が開くとともに、ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得。その後もドミニク・ソボスライらをチームを迎え、数多くのミッドフィルダーが入れ替わった。
この夏の移籍期間において、ニースに所属するフランスU-21代表MFケフレン・テュラムも筆頭ターゲットとして、長い間に渡ってリバプールが獲得に動く可能性が取り沙汰された。結果的にはフランスに残った22歳ミッドフィルダーだが、クラブ残留が優先だったと、当時の心情を吐露した。
「シーズンはうまくスタートできたと思う。もちろん、チームもとてもいいスタートを切った。自分のプレーの面でも成長できた。移籍市場で起きたことについては、残留を決意した。」
「ニースで進歩し続け、このクラブで選手として成長したかった。正直に言って、右も左も、そして中央も、すべてのクラブとリンクしていることが嬉しかった。でも、言ったように、僕はここに残りたかったんだ。」
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恵まれた体躯に加えて、父親や兄もサッカー選手という家系もあり、高いアスリート能力を有する。守備的ミッドフィルダーの役割以外にも、セントラルミッドフィルダーでもプレーでき、リバプールが求めた条件のうち、多くの項目に当てはまっていた。
一時的には、獲得間近とも言われたフランスU-21代表MF。いまは父親も過ごしたユベントスも関心を寄せる若きミッドフィルダーは、今シーズンもレギュラーとして9試合に出場し、所属クラブも負けなしと好調を維持している。
2025年まで契約を結ぶ同選手だが、ステップアップを遂げる未来は近くに迫っている。はたして、どのクラブでキャリアを歩むのだろうか…?