スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンが、代表戦で肩を負傷し、数ヶ月以上の離脱を強いられている。ブレントフォード戦では2アシストと活躍したギリシャ代表コスタス・ツィミカスだが、それまでの数試合においては十分なプレーを見せれずに、途中交代も多かった。
ジョー・ゴメスが左サイドバックとして起用されるなど、左サイドバックの控えとしては物足りないシーンも目立つ。カルム・スカンロンやルーク・チェンバースら若手もいるが、経験不足は否めず、カップ戦以外では使いづらい。
フランス紙『Le 10 Sport』によれば、リバプールはウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズで活躍する22歳DFラヤン・アイト=ヌーリに強い関心を示しており、この冬の移籍市場において、複数クラブと競合になるかもしれないようだ。
フランス出身のアルジェリア代表DFは、プレミアリーグで77試合に出場。ガリー・オニール監督のもとでは全試合でピッチに立っており、そのうち11試合はスタメンに名を連ねている。巧みなテクニックで攻撃にも貢献でき、時にはゴール前まで顔を出す。
守備面では課題もないわけではないが、攻撃センス抜群で、サイドバックが積極的に攻撃に関与するクロップサッカーにも馴染みやすい。イングランドでの経験も豊富で、チームにすぐさまフィットできる可能性は高い。
ツィミカスのコンディションが少しずつ上向きつつあり、将来有望な若手ディフェンダーも控える。加えて、センターバックや右サイドバックなど優先すべきポジションもあり、現時点で同選手に対して行動を起こすとは考えにくい。
22歳で、プレミアリーグ歴も長いだけに魅力的な人材であることに変わりない。はたして、リバプールは左利きセンターバックではなく、左サイドバックに注力することはあるのだろうか…?