ミッドフィルダー陣の再構築に向けて、リバプールに迎え入れられたハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ。プレミアリーグ開幕戦からレギュラーに定着すると、クラブレジェンドでもあるスティーブン・ジェラードと比較されるほどに。
試合終盤まで落ちない運動量に加えて、攻撃センスもピカイチ。自らボールを運ぶこともでき、モハメド・サラーやトレント・アレクサンダー=アーノルドらと右サイドの連携も高まっており、すでにチームに欠かせない選手になっている。
10代の頃からレッドブル・グループで順調な成長を遂げてきたハンガリー代表キャプテンは、リバプル加入1日目の秘話を語り、ユルゲン・クロップ監督のオフィスでかけられた言葉を明かした。
「彼はかなりユニークだね。」
「ザルツブルクとライプツィヒがリバプールと対戦したとき、いくつかの試合後に話したことはあったけど、それほど親しくはなかった。そして今は、すでにお互いを知っているような気がして変な感じだった。だから、楽しく話すことができたよ。」
「初日、彼は僕をオフィスに呼んで、こう言ったんだ。”チームの中でうまく成長すればいいだけだから、1日目からそれを正確に示す必要はない。だから、自由でいること、自分のことをすること、そうすればそれは必ずやってくる。でも、プレーしたければ、ハードに働かなければならない。” とね」
「僕は彼の言葉に耳を傾けた。外野から見れば、ハンガリー人がプレミアリーグに来るなんて、彼はプレーできないだろう、大きすぎるステップと思われただろう。でも、こういったことが僕をさらに強く後押しするんだ。心の中では、”いや、証明してやる” と思っていた。」
「そして、初日から全試合に出場し、90分間プレーし、ゴールを決め、アシストを決め、トロフィーを獲得し、クラブのためにすべてを尽くしたいと思っていた。ここに来た1日目から、僕はそうしようとしてきたんだ。」
the official Liverpool matchday programme
まだ23歳と若く、これからの成長次第では、世界でも有数のミッドフィルダーに並び立つほどのポテンシャルを有する。若くしてキャプテンを務めるなど精神力も持ち合わせており、輝かしいキャリアが待っているはずだ…