この夏を通じて、即戦力級のミッドフィルダーを探し回ったリバプール。ジョーダン・ヘンダーソンらクロップ監督のもとで象徴とも言える選手たちが退団し、中盤に新たな選手を迎え入れ、世代交代に成功した。
一方で、チェルシーDFレヴィ・コルウィルに対して熱視線を向けていた過去もあり、左利きセンターバック獲得にも乗り出していた。結果的には誰も獲得できずに夏を終えたが、依然として同ポジションの強化を狙っており、ポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオらがターゲットに挙げられている。
そんな中、サンパウロでプレーする19歳DFルーカス・ベラルドもターゲットとして報じられている。信憑性は決して高くなく、ファブリツィオ・ロマーノ氏はその憶測を否定しているが、ジョルジ・ニコラ氏(ブラジル人ジャーナリスト)は次の移籍期間での退団を示唆した。
「サンパウロのフリオ・カセレス会長と、ベラルドのスタッフ(代理人のひとり)と話した。」
「フリオは、今のところまったく何も届いていないと言った。(リバプールからの)問い合わせもオファーもない。」
「ベラルドのスタッフも、そんな大金の報道を信じていない。」
「ベラルドは次の移籍市場で、ここ(ブラジル)でのシーズンが終わる頃に売却されると思う。サンパウロにはお金が必要だが、この金額ではとても高く感じる。」
YouTube
ジョエル・マティプが32歳になり、2024年6月には契約満了を迎える。フリートランスファーでの退団もあり得る中、新たなセンターバック確保はリバプールにとって優先度の高い補強ポイントとなっている。
現状のセンターバック陣に左利きがいないこともあり、右利きとは違う玉出しができるディフェンダーは、ユルゲン・クロップ監督に新たなオプションを与えることになる。
はたして、リバプールはこの冬ないし来夏に誰を最終ラインに迎え入れるだろうか…?