バイエルン・ミュンヘンからリバプールに加入した元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。ピッチに立てば、持ち前のテクニックとビジョンで味方すらも反応できないパスを供給し、長年の経験から適切なポジショニングで、攻守両面でチームに貢献する。
しかし、イングランドではコンディションの調整に苦しんでいる。毎年、3分の1程度は負傷で離脱しており、シーズンを通じて戦力として計算するのが難しくなりつつある。契約も今季限りとなっており、満了とともに退団する可能性がにわかに現実味を帯びてきている。
同選手の古巣であるバルセロナが獲得に興味を示しているとも言われる中、主軸のガビが怪我を負ってしまったことで、その移籍が前倒しされるという報道に対して、移籍マーケットに精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は具体的な動きはないと、その可能性を完全否定した。
「一部のファンから、チアゴ・アルカンタラにまつわる話や、今年1月のバルセロナ復帰の可能性について聞かれたことがある。」
「もちろん、ガビが長期離脱したことで、バルサが中盤の選手不足に陥っていることは知っているけれど、彼の代役を務めるのか、誰をターゲットにするのかを判断するのは時期尚早だ。」
「チアゴについては、今のところバルサとの具体的な話は聞いていない。以前伝えたように、バルサはミッドフィルダーの状況を決める前にビトール・ロケを登録することを優先している。現時点では変更はなく、ガビに代わってどう動くかについても具体的な動きはない。」
「チアゴが今年7月、リバプール残留を望んでサウジアラビアのクラブに “ノー” と言ったことも記憶に新しい。私が知る限り、それ以来彼の状況に変化はない。」
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