来年には32歳になるエジプト代表FWモハメド・サラー。今シーズンもなおチームのエースとして、重要なゴールやアシストを決め続けており、リバプールで存在感を放つ。世界を見渡しても有数のストライカーに対しては、サウジアラビアから関心が届いており、巨額のオファーが届く可能性が高まっている。
その後継者探しは熱を帯びており、ウェストハムと契約更新したイングランド代表FWジャロッド・ボーウェンやウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFWペドロ・ネトら実力者への関心が取り沙汰されている。
海外メディア『Football Insider』によれば、バルセロナでプレーするブラジル代表FWハフィーニャも候補に挙がっており、リバプールは同選手の動向をチェックしているようだ。また、ニューカッスルやトッテナムらプレミアリーグ勢も、元リーズのウィンガーに注目している。
2022年に降格したリーズからバルセロナに渡った26歳フォワードは、昨季ラ・リーガやチャンピオンズリーグなどで50試合に出場し、10ゴール12アシストを決めた。しかし、今季は16歳FWラミン・ヤマルの急成長もあり、ベンチに座る時間も多くなっている。
ジョアン・フェリックスやジョアン・カンセロのレンタル組を完全移籍で獲得に向けた資金を増やすためにも、絶対的な主軸ではなくなったブラジル代表FWには退団の噂が加速しており、同紙によると、4000万ポンドで獲得可能になるとも。
リーズ・ユナイテッド時代には、プレミアリーグで通算65試合17ゴール12アシストを記録。ポルトガルやフランス、イングランド、スペインと様々なサッカーを経験。豊富な運動量に加えて、マルセロ・ビエルサ監督仕込みのプレーで、攻撃だけではなく、守備時にもしっかりと自陣に戻れる。
プレミアリーグでも実績十分なウィンガーだが、毎年のように予算繰りでの苦悩が報じられるバルセロナにおいて、新戦力を獲得するための犠牲となってしまうのだろうか…また、リバプールはそのチャンスを活かし、安価でキャリア絶頂の選手をチームに迎え入れることができるか…?