この夏の移籍市場を通じて、サウジアラビアからの強烈な関心が報じられ続けたエジプト代表FWモハメド・サラー。リバプールには口頭での高額オファーが届いたとも言われたが、問答無用でそのオファーを拒否し、アンフィールドに残留した。
31歳ながらも、依然としてリバプールのエースに君臨するエジプシャン・キングは、今季プレミアリーグですでに10ゴールを奪っており、チャンスメイクでもチームに大きく貢献する。世界でもトップクラスのフォワードだが、来年には32歳になる。
来夏にも中東クラブから巨額のオファーが届いた場合には、リバプールが売却を容認する可能性も伝えられており、その後継者探しに動き出している。バイエルン・ミュンヘンでプレーするドイツ代表FWレロイ・サネも候補のひとりで、クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)はその関心を肯定している。
「リバプールがレロイ・サネに抱いている興味ははっきりしている。」
「モハメド・サラーと、アンフィールドで彼の後釜になるかもしれない彼を比較することができる。2人ともスピードがあり、サネの方が確実に若い。」
「バイエルン・ミュンヘンはその関心に気づいていて、インターナショナルブレイクの後には代理人であるLIANスポーツグループと会い、契約延長について話をする予定だ。」
「彼らは本当に彼を引き留めたいと考えており、サネはバイエルンが最初に話をするクラブだと言っている。」
「彼の家族は新居を建ててミュンヘンに到着し、選手は幸せな気分だと聞いている。」
CaughtOffside
マンチェスター・シティ在籍時代には、プレミアリーグでの経験を持ち、同クラブでは通算135試合39ゴール46アシストを記録。その後に移籍したバイエルン・ミュンヘンでも主力を務め、これまで151試合47ゴール44アシストと攻撃陣を引っ張る活躍を見せている。
混迷を極めるドイツ代表でもレギュラーで、59試合に出場。27歳の快速ウィンガーは、高速アタックも持ち味のクロップ・サッカーに適応できる可能性が高い。問題は全体的な運動量で、シティ時代には怠ることも多かった守備時に自陣まで戻るプレーをしなければならない。
はたして、ドイツ代表ウィンガーは来シーズン、アンフィールドでプレーすることはあり得るのだろうか…?