来年には最終ラインの主力、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが33歳を迎える。また、元シャルケDFは契約満了となるため、そのまま退団する可能性がある。イブラヒマ・コナテも負傷癖があり、ジョー・ゴメスは便利屋として扱われ始めている。
20歳DFジャレル・クアンサーが台頭し、ヨーロッパリーグを中心に安定したパフォーマンスを披露。今後の活躍が期待されるひとりだが、まだまだ経験値が足りない。強豪相手に起用することは難しく、リバプールには新たなセンターバック獲得に乗り出す可能性が報じられている。
様々なディフェンダーの名前が飛び交う中、ニースで主軸を張るフランス代表DFジャン=クレール・トディボも候補に挙がっている。英『The Standard』によれば、マンチェスター・ユナイテッドも関心を示す23歳センターバックに対して、トッテナム・ホットスパーも獲得に動き出すようだ。
今夏加入のミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロの2人で強固な守備を誇ったが、前者が負傷離脱し、後者がレッドカードによる出場停止処分を受けると、控えメンバーで同じような堅さを維持することはできていない。
レギュラー組と競争できるレベルのセンターバック確保が優先課題となっており、ボーンマスDFロイド・ケリーやクリスタル・パレスDFマルク・グエイらとともに、フランス代表DFもリストアップしている。
過去にはバルセロナにも在籍経験のある同選手は、2021年にニースに完全移籍。同クラブでは “100” を超える試合に出場を飾り、2023年9月には同国代表デビューも果たした。今季はパリ・サンジェルマンと熾烈な首位争いを繰り広げ、最終ラインからチームを支える。
ただし、リバプールは左利きのディフェンダーを優先的に狙っており、右利きばかりが集まるセンターバック陣に新たなオプションとして期待できる。
どのビッグクラブでも先発を務められるだけの能力を有している23歳センターバックだが、来シーズンにはどこのクラブでプレーすることになるのだろうか…?