ミッドフィルダー陣の推し進めたリバプールは、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフを獲得した。ジョーダン・ヘンダーソンら長年主力を張ってきた選手からの入れ替えに成功した格好だ。
獲得した4選手以外にも、ニースMFケフレン・テュラムも頻繁に移籍が取り沙汰された選手のひとりだった。大柄な体躯に加えて、中盤での守備から前線への飛び出しまで行える万能型のミッドフィルダーで、22歳と年齢も最適だった。
結果的にはフランスに留まることになった元フランスU-21代表MFだが、過去にリリアン・テュラムの代理人を務めたこともあるオスカル・ダミアーニ氏は、カルロ・アンチェロッティ監督にレアル・マドリード移籍を勧めた事実を明かした。
「ケフレンはとてもテクニカルな選手で、ピッチのあらゆる場所でプレーする。」
「彼は兄より気品があるが、強さは劣る。」
「身長は高いが、まだ肉体的に成長しなければならない。」
「しかし、フランスのサッカーはフィジカルが強く、それが彼の上達に役立っている。」
「ニースは彼にとって完璧な環境だ。そこで良いサッカーが展開されるのだからね。」
「ケフレンが活躍する場所はどこだろう?レアル・マドリーだ。私は彼をカルロ・アンチェロッティに推薦したよ。」
Gianluca Di Marzio
父親が現役時代を過ごしたユベントスが関心を示すなど、来夏の移籍市場にはステップアップが見込まれる若きミッドフィルダー。同じようなタイプのライアン・フラーフェンベルフを獲得したこともあり、アンフィールドでプレーする未来はなさそうだが、どのクラブで新たな章をスタートさせるのだろうか…?