ブンデスリーガの古豪シャルケ・ユースからトップチームデビューを飾り、同クラブでは256試合に出場した元カメルーン代表DFジョエル・マティプ。2016年には契約更新をせずに、フリートランスファーでリバプールに加入した。
負傷癖もあり、試合に出れない日々も多かったものの、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの相棒として “200” を超える試合でピッチに立っている。今シーズンもフランス代表DFイブラヒマ・コナテとポジション争いを展開。先日には惜しくも前十字靭帯断裂を負ってしまい、シーズンが早くも終了となる見通し。
2024年6月までとなっている現行契約をもって、リバプール退団の可能性も高い中、来シーズンもアンフィールドに留まるかもしれない。海外メディア『Football Insider』によれば、ユルゲン・クロップ監督が同選手との契約更新に熱心で、残留させたいと考えているようだ。
20歳DFジャレル・クアンサーが飛躍のシーズンを迎え、新たに左利きのセンターバックを求めるリバプール。もしもマティプも残留した場合、来シーズンにはセンターバックだけで6名になるシナリオもあり得る。
現時点ではどちらに振れるかは分からない。ただし、いまの序列では2番手ないし3番手で、主力を張っている。元チャールトンDFジョー・ゴメスよりは安定感に優れており、来年8月には33歳を迎えるが、十分に戦力として計算できそうだ。
はたして、元シャルケのセンターバックは、来年の夏を超えてもアンフィールドでプレーすることになるのだろうか…?