フィルジル・ファンダイクの相棒を巡り、チーム内で競争を繰り広げていた元シャルケDFジョエル・マティプが膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、長期離脱が確定。イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメス、ジャレル・クアンサーらが控えるも、代役を獲得する可能性は否定できない。
海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールはヴォルフスブルクDFマクサンス・ラクロワをトップターゲットに据える一方で、これまで候補に挙がってきたスポルティングDFゴンサロ・イナシオやサンパウロDFルーカス・ベラルドにも注目しているようだ。
ターゲットとして急浮上してきたヴォルフスブルクのセンターバックは、2020年にソショーから同クラブに加わると、”100” を超える試合に出場。今シーズンも最終ラインの主力を任され、出場停止を除き、全試合でスタメン出場を飾っている。
フランスU-20代表経験もある23歳センターバック以外に、左利きのセンターバックであるポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオは、この夏の市場から継続的にリバプールとの関係が報じられてきた。マンチェスター・ユナイテッドらも動向を追っており、近い将来にプレミアリーグに挑戦するキャリアを歩むことだろう。
ブラジルで成長を続け、サンパウロでレギュラーを張るブラジルU-20代表DFルーカス・ベラルドは、イナシオと同様に左利きのセンターバックだ。新たなオプションとしても左足でパスを出せる選手を欲しており、現時点では優先順位が高いと見られている。
しかし、いずれの選手においても、獲得は困難にならざるを得ない。シーズン途中の移籍市場では、どのクラブも主力を放出したくない。移籍金を吊り上げられる可能性もあり、交渉の席に着いたとしても難航が予想される。
はたして、リバプールは元カメルーン代表の離脱に伴い、新たなセンターバックを緊急補強することになるのだろうか…?