モイセス・カイセドやロメオ・ラビアらプレミアリーグでプレー経験のある若手ミッドフィルダー獲得に動いていたリバプールだが、どちらの選手もチェルシー移籍を選択。守備的ミッドフィルダー探しが難航するかに見られたが、日本代表MF遠藤航をすぐさま獲得し、人員を揃えた。
ブンデスリーガではデュエルでの強さを評価されていたが、30歳という年齢や所属クラブが降格圏を争っていたこともあり、この補強は周囲から疑問視されていた。また、多くのイングランド人にとっては知らない選手で、その未知数さも疑念を加速させた。
加入後こそチームの戦術やプレミアリーグ独自の展開の速さに戸惑う場面も散見されたが、ヨーロッパリーグやカップ戦を通じて、本来の実力を示しつつある。元アイルランド代表DFダミアン・デラニーは、同選手の成長を感じていると語った。
「そうだね。彼らはまだ “6番” を欠いているけど、今夜の遠藤を見た限りでは、彼はトップクラスの “6番” を背負うにふさわしいMFになりつつある。ポゼッションも速くなったし、守備面でもとてもいい。シーズンが進むにつれて成長するかもしれない。」
「彼は明らかにフィットしているし、とても献身的だ。最初に彼を見たときは、少し思慮深いと思ったこともあった。ポゼッションでは多くのことを要求されるし、彼は橋渡し役なのだから、素早くテンポよくプレーする必要がある。最初の数試合は足下が固まってしまい、後ろ向きにプレーすることが多かったが、今夜は少しだけだった。1タッチ、2タッチのプレーもあったし、鋭いタックルもあったね。」
Premier Sports
プレミアリーグ開幕から本職ではないアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが中盤の底を務め、19歳MFステファン・バイチェティッチはコンディション調整に苦しんでいるだけに、日本代表キャプテンに求められることは多い。
はたして、遠藤航はさらなる活躍を見せ、リバプールでレギュラーのポジションを確保できるだろうか…?