昨シーズンが始まる前に、ベンフィカからリバプールに加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。アンフィールドでの1年目こそ決定機を外すシーンが多く、得点力を批判されてきたが、2年目に入るとゴール前での落ち着きが増した。
加えて、センターフォワードとしてのプレーにも磨きがかかり、飛躍の予感が渦巻く。代表戦でも決定力を見せつける24歳ストライカーだが、現役時代にウェストハムで活躍した元イングランドU-21代表DFアントン・ファーディナンドは、アーセナルFWガブリエウ・ジェズスと比較し、ヌニェスの方が対戦したくないと語った。
「むしろガブリエウ・ジェズスと対戦したい。その理由を知りたいかい?(ダルウィン・)ヌニェスは自陣のゴールに向かって戻ってくるが、ジェズスはそうではない。でも、ディフェンダーとしては、ハーフウェイラインではボールを奪えないけど、ボックス手前では相手を置き去りにできる相手とプレーしたいんだ。」
「もし誰かが自分に向かって走ってきたら、自陣のゴールに向かって戻ってくるようなプレーはしたくないものなんだ。」
Five
最終ラインの裏を抜けるスピードは昨シーズンから証明済み。ユルゲン・クロップ監督やマルセロ・ビエルサ監督の教えもあり、相手センターバックとのバトルも向上した。フォワードとしての能力が全体的にアップし続けている。
自分のミスでボールを失ったときには、全速力で戻り、ボールを奪うためのプレーを行う。チームのエースであるモハメド・サラーも守備面で怠ることなく、他のフォワード陣も同様にプレーしなければならない。
それぞれの役割の違いもあるが、ウルグアイ代表フォワードはさらなる覚醒を迎えられるだろうか…?