2007年の夏にグレミオからリバプールに移籍し、2017年までの10年間に渡り、守備的ミッドフィルダーとして活躍した元ブラジル代表MFルーカス・レイヴァ。ピッチ内では熱く、ピッチ外では温厚で、クラブへの忠誠心の高さもあって、サポーターからは愛され続けている。
アンフィールドでは、ユルゲン・クロップ監督とも共闘。2015年10月に就任した同指揮官のもとで、約1年半プレー。初年度こそ多くの試合で起用されたが、転換期を迎えたチームにおいて、2年目の2016/17シーズンには途中出場が増え、レギュラー扱いではなくなった。
次のシーズンにはさらなるプレー時間の減少が見込まれた同選手は、2017年の夏にラツィオに加入。退団を前に、クロップ監督からは残留の説得を受けていたことを明かしつつも、ピッチに立てる時間を優先した経緯を説明した。
「僕が困難な瞬間に直面していたとき、彼のドアをノックした。そして、僕たちの関係はさらに親密になったと思う。」
「たとえ僕が(プレー時間について)質問しようと思ってもね。」
「一度だけ言われたことがある。”ルーカス、いつでもオフィスに来てくれて構わないが、もしかしたら聞きたくないことを言うかもしれない” とね。」
「それでもいい。僕はただ監督と話したいだけだし、監督も正直に話してくれる。ユルゲンはいつも僕に正直でいてくれた。」
「最初の1年が終わった後、クラブを去るチャンスがあった。プレーしたかったし、もっと試合に出たかったから、(退団を)考えていたんだ。」
「ただ、彼は僕を退団させなかった。」
「 “ルーカス、君がプレーするとは約束できないが、センターバックとしてもプレーできるし、中盤でもプレーできるから残ってくれ。” と言われた。」
「君は年長者の一人だ。僕を助けてくれる。でも、君にもそう思ってもらえるように説得したいんだ。」
「プレーしている時だけが重要なのではない。プレーしていないときも重要なんだ。」
「面白いもので、ある日離れてから、ローマにいた….そのとき彼にメールしたんだ。」
「 “ボス、振り返ってみると、いくつか僕が…だった瞬間があった。”と言った。ここでは言葉にできないよ!僕はバカだった。”今になって気づいたんだ。” と伝えたよ。」
「彼は “心配するな、普通のことだ。君たちはプレーしたいし、自分も選手だった。” と言ってくれた。」
「僕たちの関係は素晴らしいし、今でも連絡を取り合っている。」
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