ミッドフィルダー陣の新陳代謝に向けて、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航を獲得したリバプールは、移籍期限が刻一刻と迫る中で、最終日にオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ獲得にも成功した。
一昨シーズンにはアヤックスで活躍し、将来有望株として昨夏の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンに加入。しかし、ドイツでは出場機会の確保に苦戦し、34試合に出場したものの、多くの試合においてベンチからの出場と望んでいたブンデスリーガ生活とは行かなかった。
オランダ時代から同選手に対して強い関心を見せていたリバプールは、移籍マーケットで動向をチェックし続けた。当初はバイエルンがその将来性を期待し、放出を否定しているとも言われたが、結果的には方針が変わり、イングランドに渡ることで落ち着いた。
アンフィールドではヨーロッパリーグでの試合において、レギュラーに定着。プレミアリーグの試合でも徐々にスタメン出場が増えつつある大型ミッドフィルダーに対して、元リバプールMFディートマー・ハマンは惜しみなく、絶賛の声を上げた。
「フラーフェンベルフは今のところ、傑出している。バイエルンでは2人の監督の下でほとんど起用されなかったのが信じられないくらいだ。」
「人々はいつも、どんなものかと私に尋ねたものだ。私は彼がバイエルンでプレーしたことがなかったから、何も言えなかった。今はリバプールで、彼の能力を見ることができる。」
「フラーフェンベルフはフィジカルが強く、フィニッシュもうまい、そしてペースもある。リバプールでの彼を見ると、なぜバイエルンで活躍できなかったのか不思議になる。」
「彼にとっては散々な1年だったが、再出発を望んでいるのは明らかだった。私から見ると、彼は性格が良さそうだね。」
「まさか彼がミュンヘンで首を吊ることを許したとは想像できない。そして今、彼はリバプールの一流チームに欠かせない存在となっている。」
TZ