ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョら昨シーズンまでの主力ミッドフィルダー陣が、アンフィールドを退団。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライら、いまやレギュラーに定着している中盤の選手を4名獲得した。
プレミアリーグで優勝争いに加わるようになったリバプールだが、さらなる中盤強化に取り組む可能性が噂されている。フルミネンセMFアンドレやマンチェスター・シティMFカルバン・フィリップスら様々な選手の名前が報じられてきた。
フラムに所属するポルトガル代表MFジョアン・パリーニャもそのひとり。海外メディア『TEAMtalk』によれば、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、バイエルンらとの争奪戦を抜け出すため、リバプールは同選手の代理人と話し合いを行ったようだ。
28歳ミッドフィルダーは、今シーズンもフラムで主力として君臨しており、ここまで14試合に出場している。この夏の移籍マーケットでは、バイエルン・ミュンヘン加入が近づいたものの、後釜を確保できなかった煽りを受け、ドイツから蜻蛉返りするハメになった。
2022年の夏にスポルティングからロンドンに渡ると、プレミアリーグにおいて初チャレンジにも関わらず、加入1年目からチームに欠かせない存在に。評価は高まる一方で、バイエルンだけではなく、イングランドの上位クラブが熱視線を送る選手となっていた。
リバプールが今冬、守備的ミッドフィルダー確保に乗り出すかは未知数。ジョエル・マティプの長期離脱が確定し、この夏にも左利きのセンターバックを探し求めていた背景から、現時点での最優先ポジションはセンターバックだ。
2028年まで契約を結び、複数クラブからの関心が報じられるポルトガル代表MFだけに、安価での獲得はあり得ない。限られた予算の中で、ステファン・バイチェティッチら怪我人が戻れば枚数が揃うポジションに多額のお金を投資する余裕はない。
今回の報道が事実であれ、虚偽であれ、ジョアン・パリーニャがアンフィールドに到着する可能性はほぼゼロに等しい。現実的な路線では、ドイツ行きが濃厚。
事前の予想を覆し、ポルトガル代表MFがリバプール加入する未来はやってくるのだろうか…?