ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが契約満了に伴い、アンフィールドを去った今年の夏。加えて、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョはサウジアラビアに引き抜かれる形で、リバプールを退団した。
元々ミッドフィルダー陣の強化を予定した同クラブだったが、さらなる枚数を求められる。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライを早めに獲得したリバプールは、守備的ミッドフィルダー確保に手こずり、結果的には遠藤航とライアン・フラーフェンベルフの2選手を追加で獲得した。
この夏の期間に含めて、その後も数ヶ月間に渡って、リバプールが注目していたのが、フルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレ。ただし、コパ・リベルタドーレスの真っ只中だったこともあり、ブラジルのクラブは交渉の席に着くことなく、接触のみに終わっていた。
海外メディア『Football Insider』によれば、リバプール同様にブラジル人MFの動向を追っていたフラムは、フルミネンセとクラブ間合意に達したようだ。プレミアリーグに移籍するか否かは、選手側に任されている。
ステファン・バイチェティッチやチアゴ・アルカンタラらの復帰が思った以上に日数がかかっており、守備的ミッドフィルダーの枚数が足りていないのも実情。一方で、彼らが戻ってくるとなると、とくにバイチェティッチの成長を妨げることになってしまう。
最近の報道では、中盤の底を務められる選手よりも、ジョエル・マティプの負傷に伴い手薄になっているセンターバック陣の強化に動いていると見られ、リバプールがここからフルミネンセに接触することはないだろう…