2022年の夏にリバプールを退団したセネガル代表FWサディオ・マネ。今年の夏に契約満了に伴いチームを去った元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ。最強を誇ったフロントスリーで、いまでも残っているのは、エジプト代表FWモハメド・サラーのみとなった。
彼らの穴を埋めるためにも、リバプールはルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポら即戦力を獲得してきたが、今のところは匹敵するほどの攻撃力を見せられておらず、守りを固める相手に対して、消化不良に終わる試合も多い。
こんなチーム状況を嘆いているのは、元リバプールDFジェイミー・キャラガーだ。中でも、オランダ代表FWとコロンビア代表FWに触れ、フロントスリーの後継者として十分ではないパフォーマンスに終始していると語った。
「リバプールのフロントスリーを見ていると、何かしっくりこない。(コーディ・)ガクポはここに来て12ヶ月近く経つが、閃きはあっても十分とは言えない。」
「(ルイス・)ディアスは、昨シーズンの膝の怪我以来、見る影もない。ディアスはシーズン後半に良い結果を残さないと、リバプールは夏に左サイドの選手獲得に乗り出すだろう。」
「サディオ・マネとロベルト・フィルミーノが去ったことで、クオリティの面で彼らの代わりがいないように感じる。」
the Gary Neville Podcast
リバプールOBの指摘する通り、現時点でもモハメド・サラーがチームの攻撃を引っ張る形は変わっておらず、フロントスリーを取って代わるに至っていない。個々人のレベル云々も然り、コンビネーションも高まっていない印象は拭えない。
リバプールは近い将来、前線の強化にふたたび取り組むことになるのだろうか…?