昨シーズンの不調から抜け出し、今季は出だしから上位争いに加わっているリバプール。2023年の夏、平均年齢も上がってきたミッドフィルダー陣の刷新を図り、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライらをチームに迎え入れた。
しかし、シーズンが進み、ここに来て負傷者が増えつつある。中でも、ジョエル・マティプが長期間に渡る離脱が決定し、アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスと左サイドバックのレギュラークラスが相次いで戦線から離れてしまった最終ラインの強化は必要不可欠だ。
ポルトガル紙『Jornal de Noticias』によれば、アーセナルやトッテナム・ホットスパーらも狙っているポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ獲得に前向きであり、この冬の移籍マーケットにおいて、5200万ポンドにも上る契約解除金を支払う可能性があるようだ。
所属するスポルティングでは主力を務め、通算で “140” を超える試合に出場を果たしている。リバプールにはいない左利きのセンターバックで、最近はポルトガル代表の常連になっており、フル代表でも試合数を伸ばしている。
左サイドバックでも稼働可能な22歳センターバックは、2023年8月に契約更新済み。2027年まで契約を残しているものの、プレミアリーグへのステップアップにはポジティブであると言われており、リバプールやアーセナルら名門クラブからの関心を無視することは難しいはずだ。
右サイドバックの控えとしてもプレーしているジョー・ゴメスが、左サイドバック陣の離脱に伴い、同ポジションでの起用が増える見込み。不慣れな位置で全力を尽くしている26歳センターバックの負担を軽減する意味でも、ポルトガル代表ディフェンダーは理想的なオプションになり得る。
リバプールがこの冬に同選手を獲得することを否定するジャーナリストもいる中、リバプールは契約解除条項を発動させるのだろうか…?