ユルゲン・クロップ監督の第一次政権が終焉を迎えつつあり、第二次政権に足を踏み入れたリバプール。早々にフロントスリーからの脱却を図り、ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポらが即戦力として加入した。
今夏の移籍マーケットにおいて、ミッドフィルダー陣の世代交代を推し進めると、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフら4選手をチームに迎え入れ、ジョーダン・ヘンダーソンら長年の功労者が去ったこともあり、新陳代謝が促された。
次なる補強ポイントは最終ラインと見られる中、この夏に続き、来年の夏にもベテラン選手が契約満了に伴い退団する可能性が高まっている。海外メディア『ESPN』によれば、ジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラ、アドリアンら30歳を超えた選手たちが、クラブから新たな契約を提示されることはなさそうだ。
一方で、モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドら主軸の契約期間も短くなってきており、リバプールは主力組との契約更新に注力しており、さらなるチームの入れ替えが進むかもしれない。
マティプは今季もレギュラー争いに絡んでいるものの、前十字じん帯断裂を負ってしまい、シーズン絶望に。来年には33歳となる元シャルケDFは将来性は見込めずに、元々負傷癖もあるため、今季限りでの退団もあり得る。
チアゴに至っては、マティプよりも出れる試合が限られる。毎シーズンのように半分近くをベンチ外で過ごしており、チームの戦力としては計算できない。ピッチ上で見せる魔法のようなパスは魅力的だが、プレミアリーグの強度に身体が付いていっていない印象だ。
アドリアンについては、この夏にも退団見通しだったが、1年間の契約延長に合意。アリソン・ベッカーやクィービーン・ケレハーを支える3番手としてゴールキーパー陣を盛り上げているものの、そろそろアンフィールドを離れる時期だろう。
はたして、上記3選手は今シーズンをもって、チームを離れることになるのだろうか…?