ジョエル・マティプが今季限りで契約満了となり、延長の交渉はまだ出ていない。同じくセンターバックのフィルジル・ファンダイクは本調子を取り戻したものの、来年には33歳になるため、中長期的にレギュラーを争える若きディフェンダーを狙っている。
さらには、マティプの長期離脱が確定しており、コスタス・ツィミカスもしばらくはベンチ外が続く。結果として、最終ラインのすべてでプレーできるジョー・ゴメスが左サイドバックを担う試合も多くなる見通しで、この冬にも新たなセンターバック獲得を目指す可能性が高い。
英『The Mirror』によれば、リバプールはコパ・リベルタドーレスを制覇したフルミネンセに再注目しており、夏に関心を寄せていた22歳MFアンドレではなく、同クラブでキャプテンを務める26歳DFニノ獲得に向けて接触を図ったようだ。
2024年6月まで契約を結ぶブラジル人センターバックは、フルミネンセで通算239試合12ゴール5アシストを決めており、同国内での経験値は豊富。2023年11月にはブラジル代表にも選出されており、最近は急激に評価を高め続けている。
クラブW杯ではマンチェスター・シティ相手に大敗を喫したものの、そろそろヨーロッパにステップアップする時期が近づいている。移籍金も安く抑えられる可能性が高いため、センターバックの枚数を揃える意味合いでは貴重な戦力になり得る。
しかし、ヨーロッパの舞台での経験が少なく、フル代表でのプレー時間も決して多くないことから、リバプールが具体的な行動に移すとは思えない。また、夏に狙っていた左利きのセンターバックでもなく、妥協案にしかならない。
リバプールが26歳センターバック獲得に乗り出すことはなさそうだが、他にもターゲットの名前が浮上しているため、新たなディフェンダーが加わるかもしれない…