ジョエル・マティプが今季の復帰が絶望となり、コスタス・ツィミカスも右鎖骨の骨折により離脱が確定。元々スコットランド代表戦で負傷離脱しているアンディ・ロバートソンもベンチ外が続き、センターバックのジョー・ゴメスを左サイドバックとして起用せざるを得ない状況に陥っている。
加えて、最終ラインの平均年齢も高まっていることから、新たなセンターバックの確保に動いている。左利きのディフェンダーが大本命と見られ、スポルティングDFゴンサロ・イナシオは夏からターゲットとして浮上していた。
ところが、若きポルトガル代表DFは、2023年8月に契約延長に合意。契約解除金は6000万ユーロに設定されていると言われている。スペイン紙『AS』によると、完全移籍を狙うクラブは満額を最初に支払う必要はなく、スポルティングは初期費用として “4500万ユーロ” のみで交渉に応じるようだ。
2027年6月まで契約を結ぶ22歳センターバックは、今季も主力に定着。ここまで23試合に出場を果たしており、ポルトガル代表でも常連になりつつある。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでもプレー経験を持っており、国内リーグ以外でも活躍してきた。
プレミアリーグの強豪クラブも関心を寄せていると言われており、どのクラブにとっても確実に戦力アップとなることは間違いなし。リバプールは、ヨーロッパでも将来有望な若き左利きのセンターバックを獲得することができるだろうか…?